概要
ソフトウェア開発者としての役割や目的が何であろうと、行っている作業に役立つ強力なツールや充実した学習資料が必要です。ツールは、単純なカスタマイズおよび構成をサポートできる俊敏性と、組織固有のアプリケーションまたは商用アプリケーションの開発をサポートできる堅牢性を備えている必要があります。Bentley Developer Networkに参加することで、お客様の組織は、あらゆる種類のソフトウェア開発プロジェクトに取り組むために必要なすべての機能を利用できるようになります。
お問い合わせ
開発ツール
BDN開発者として、さまざまなBentley製品用に作成されたソフトウェア開発キット(SDK)やアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を利用できます。
ラーニング
これらのツールの効果的な使用を支援するために、スキルと知識を段階的に身に付けるのに役立つラーニングパスが提供されています。これらのBDNラーニングパスでは、あらゆるレベルの開発者向けの教材が用意されています。
開発のサポート
BDNのメンバーやBentleyの開発者で構成される活発なコミュニティに参加することにより、質問の答えを見つける、経験を共有する、フィードバックを受け取るなど、サポートを活用できます。また、BentleyのProfessional Servicesチームによるコンサルティングやトレーニングも受けられます。今すぐ開発者サポートにアクセスしましょう。
「BDNは、私たちSublimeが開拓してきた、業界向けの次世代インタラクションツールを開発するうえで欠かせませんでした。BDNを通して、私たちは世界最大級のAECソフトウェアベンダーと連携でき、Bentleyポートフォリオ全体の専門知識にアクセスできるようになったことで、主要なAEC企業が使用するツールを補完するソリューションを生み出せました」
— Sublime、Chris Freeman氏
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設計および解析モデリングソフトウェア開発キット
設計および解析モデリングアプリケーション用のBentleyプラットフォームのフル機能を利用したいとお考えなら、MicroStation SDKを選択してください。特定の分野専用のアプリケーションをカスタマイズまたは開発する必要がある場合は、Bentley分野固有アプリケーションのSDKまたはAPIを活用してください。
CAD管理者、プログラミング初心者、またはプロ仕様の商用アプリケーション開発者を問わず、豊富なAPIおよびSDKを備えたMicroStationを利用できます。この開発環境を使用すれば、MicroStationまたは他のBentleyアプリケーション用のプロ仕様アプリケーションを作成およびカスタマイズすることが可能です。
MicroStation APIは、Bentley DGNファイルに非常に正確にアクセスするための推奨される手段です。MicroStationおよびBentleyのアプリケーションAPIを使用すれば、単純なユーティリティ、カスタマイズされたコマンド、または高機能商用アプリケーションを開発できます。Bentleyの開発者も同じAPIを使用して、MicroStationベースのアプリケーションを開発しています。MicroStationは、C、C++、C#、またはVisual Basicで作成されたさまざまなプログラムやアプリケーションをホストし、これらと連携することも可能です。
以下のMicroStationオプションからお選びいただけます。
- Bentley Macro Recorder(BMR)
BMRは、エンドユーザー、CAD管理者、または初級プログラマ向けの直観的に操作可能なツールです。一連の操作を記録して再生することで、共通作業を自動化または単純化する方法を見出せます。 - MicroStation VBA(MVBA)
MicroStation V8i世代で導入された実証済みの堅固なプログラミング環境であるMicroStation VBAは、初級プログラマおよび上級プログラマ向けの使い慣れた最新のMicrosoft VBA(ネイティブ64ビット)プログラミング環境を提供します。MicroStation VBAを使用すれば、機能豊富なMicroStation COMにアクセス可能なオブジェクトライブラリにアクセスできます。 - MicroStation Development Libraries(MDL)
MDLは、中級プログラマおよび上級プログラマ向けの堅固で機能豊富なMicroStationプログラミング環境を提供します。MicroStationでは、ネイティブ(C++およびC)APIとマネージド(Microsoft .NET)APIの両方が提供されているため、MicroStation環境およびDGN設計データの全機能を利用できます。
地理空間ソフトウェア開発キット
ご使用のアプリケーションでイメージング、マッピング、解析、地図作成、GIS、または他の地理空間機能が必要であれば、Bentleyの地理空間SDKソリューションをお試しください。
地理空間アプリケーションを開発したり、Bentley地理空間機能を拡張したりする必要があれば、Bentleyのカスタマイズオプションおよび開発オプションをご利用ください。
プロのプログラマ向けに、OpenCities Map SDKは、Microsoft Visual Studio(C、C++、C#、Visual Basic .NET、またはMicrosoft Visual Basic for ApplicationsなどのCOMに対応した言語)を使用したカスタマイズをサポートしています。
VBA開発者向けの機能として、XFM Feature Toolkitオブジェクトモデルを使用して、カスタムダイアログ、配置コマンド、およびイベントプロセッサを開発できます。さらに、CLI(コマンドラインインターフェース)を使用して、共通機能をカスタマイズすることもできます。データ処理およびカスタム空間解析用に、OpenCities Mapでは地理空間認識スクリプトエンジンが提供されています。このスクリプト機能を使用して、OpenCities Mapデータの変更、解析、報告を行えます。スクリプト言語はOpenCities Mapで使用されるデータモデルと高度に統合されているため、一時的ユーザーが簡単にカスタマイズを実装できます。空間解析操作、統合RDMBSのサポート、トポロジー解析処理などの機能があります。
ProjectWiseソフトウェア開発キット
ProjectWiseにより、プロジェクトデリバリのプロセス全体を通じてエンジニアリングチームと建設チームのコラボレーションが可能です。 プロジェクトデリバリ組織であれ、情報技術サービスプロバイダーであれ、環境の構成、基準の実施、ワークフローのカスタマイズ、およびエンタープライズシステムとの統合に必要なすべてのツールが揃っているProjectWise SDKをご利用いただけます。
Bentley ProjectWise SDKには、開発者がカスタムユーティリティやProjectWiseの拡張機能を作成するためのライブラリおよびツールがあります。クライアントサイドのカスタマイズを意図して、SDKに組み込まれているライブラリには、セッションの確立、ProjectWiseデータソースとの統合や通信を行うための豊富なメソッドが用意されています。クライアントライブラリには、文書のチェックアウトや文書の状態の変更などのProjectWise Explorerのユーザーイベントに基づいてプロセスをトリガーできる包括的なフックメカニズムも含まれています。
SDKは、Windowsアプリケーション、コンソールアプリケーション、カスタムモジュール、およびサービスを作成するためにMicrosoft Visual Studioプロジェクトに参照される複数のCライブラリで構成されています。SDKには、Webベースアプリケーションの集中的なサポートも含まれています。
Bentley iModelソフトウェア開発キット
コンテキスト固有の成果物ワークフローを実装する必要がある場合は、iModelソフトウェア開発キットの機能を活用できます。このSDKを使用すれば、別のアプリケーションで読み取り可能なグラフィックスや他の索引付き情報を含む変更不可能なファイルをアプリケーションで作成できます。
iModelは、インフラストラクチャ設計、建設、または運用成果物のワークフローに関与する複数のアプリケーション間で情報交換を行うためのコンテナです。iModelには、詳細な3Dグラフィックスや、グラフィックで索引付けされた属性およびビジネスデータを入れられます。iModelは、ポータブルで安全、かつ変更不可能というコンセプトで設計されています。また、自己記述的であり、グラフィックスや組み込み属性を正確に表示するためのソースアプリケーションは不要です。iModelには、作成日時や作成者などの来歴が保持されています。
iModel SDKには、以下のマネージド環境とネイティブ環境の両方の環境があります。
- iModelマネージド書き込み専用SDK(.Net)を使用すると、特定のBentleyアプリケーションで相互運用可能なiModelを作成するための機能をアプリケーションに組み込めます。
- iModelマネージド読み取り/書き込みSDK(.Net)を使用すると、グラフィック情報とビジネス情報の両方でiModelの書き込みおよび読み取りを行うアプリケーションを作成できます。視覚化またはコスト解析などのワークフローをサポートするには、このSDKを使用してください。
- iModelネイティブおよびマネージドSDK(.Net and C++)では、マネージドAPIの機能を拡張するためにC++を使用できます。
iModel SDKを使用して、成果物交換ワークフローをカスタマイズできます。Bentleyアプリケーションとの相互運用をお考えのベンダー様は、ユースケースと要件についてご相談ください。
「私たちは創業2年目のスタートアップ企業です。ユーザーのためにカスタマイズ、統合、移行、生産性向上用のツールを作成していますが、Bentley Developer Network(BDN)のサブスクリプションを通じて、必要なSDKやAPIなどにアクセスできることが目標達成に非常に役立っています。Bentleyの社員の方やオンラインコミュニティから得られるサポートは大きな力になります」
— Metamorphick Solutions Pvt. Ltd.、Vishal Adyanthaya氏